なぜか唐突にやってくる肌荒れ。とにかく顔が痒くてひりひり。頭の片隅で、掻いたらいけないと思うから、爪の先でツンツンしたことありませんか?赤く爛れたり、ちょっとぷっくり腫れていたり…それ、湿疹かもしれません。仕事もあるし、化粧をしないわけにもいかず、私もたまらず皮膚科へ行ったことがあります。
まず湿疹とは、痒みやひりつきを伴う皮膚の炎症の総称です。小さな水ぶくれや膿、じゅくじゅくした感じのある爛れまで様々なものを指します。
ちなみに私は、花粉に対してのアレルギー反応の湿疹でした。
かゆかゆ、ひりひり何とかしたい!
まずは、その湿疹の原因を突き止めることが大切です。湿疹のようなトラブルはお肌が悲鳴を上げている証拠。悪化しないためにも、しっかり根本から対策しましょう。
湿疹の外的要因
・花粉やPM2.5
・ハウスダスト
・細菌やカビ
・肌に合わない薬剤や化粧品
・アレルギー物質
この中には直ぐに対策のできることも多いですよね。どちらかと言うと、湿疹を起こしたから対策というよりも、そうした肌トラブルを引き起こす前に、身の回りのものを清潔にしておくということが重要。
花粉やPM2.5は外出時にマスクをして対策をします。家に帰ったら、髪を梳かして花粉やホコリを軽く落とし、お風呂に入るまではまとめ髪に。そうするだけで、目に見えない花粉が顔にかかるのを少しは減らせるのです。
湿疹の内的要因
・体調不良
・アレルギーやアトピー素因の有無
・肌バリア機能の低下
体が持っている免疫の反応で起きた炎症だったりするようですね。こちらは、元々の体質も関わってきたり、いくら気をつけていても風邪をひいてしまうときだってあるもの。
対策というのは難しいですよね。だからこそ、今、生活習慣からの見直しをしておきたいのです。
「暴飲暴食を避ける」、「睡眠はできるだけしっかりとる」など心がけひとつでできることもあるのです。私も、疲労が蓄積してきたと感じたら摂るサプリメントを決めていたりします。
肌バリア機能について、おさらいしよう!
生活習慣以外で日常からすぐ取り入れられる対策は、肌バリアを守るためのスキンケア。肌バリアというのは肌の表面にあるとても薄い角質層で、潤いを蓄えて乾燥や外部の刺激から守ってくれるもの。
この機能が低下してしまうと、肌が敏感になり、トラブルを起こしやすくなったり、湿疹が起きたりするのです。
そんな肌バリア機能を健やかに保つには、毎日のスキンケアがとても大切。よく聞く「保湿」が鍵になります。摩擦は大敵。洗顔やクレンジングは優しい成分のものを使い、しっかり泡立てて優しく撫でるように。
洗い流すときにはぬるま湯を手ですくい、決して擦らず濯ぎます。洗顔後やお風呂上がりには、しっかり化粧水で水分を補いましょう。たっぷりの化粧水をハンドプレス。抑え込む感じです。肌が少しひんやり感じるようになったらお肌に水分が行き渡ったサイン。
サインを感じたら乳液で蓋をしましょう。毎日の丁寧なスキンケアが健やかな肌バリアを守ります。
荒れたお肌で出歩くのってツラい…
どんなに気を付けていたって、無抵抗に陥るときだってある。現代社会を生き抜く乙女に肌トラブルはつきもの。どう対処するかが、近い将来の肌には重要なのです。
まずは先述の原因物質になるものを取り除いていきましょう。新しい化粧品を使ったとか、心当たりがあればまずはそれを辞めてみます。
私は割と何でも敏感に肌に出てしまうので、初めて使う化粧品は、疲れている日を避け、またその月の生理が終わってから使います。ホルモンバランスが整いお肌も元気なときに使ってみるのがベストです。
どうしても痒みがあるときには、まずは刺激を避けること。少しだけなら、と掻いてしまうと、どんどん痒みが増していくので気を付けて。患部を冷やしてみましょう。小さな保冷剤にガーゼハンカチを巻いて使うのがオススメです。冷やすと痒みは少し楽になりますよ。
肌トラブルが起きると、化粧水を…とか、洗顔を…とか、考えますが、赤みのある炎症だったり、湿疹の場合は化粧品がどうこうではなく、市販でも塗り薬が販売されているので、薬を塗るのも1つの方法です。
痒みはアレルギー反応で生産されるヒスタミンによって引き起こされるので、抗ヒスタミン剤が有効だと言われています。ですが、自分で購入するときには「ステロイド」が含まれていないものを選ぶことを強くお勧めします。
使い続けないといけなくなるようになってしまいがちだからです。よくアトピー性皮膚炎の患者さんにステロイドの入った薬が処方されますし、もちろんお薬ですから効果もあります。推奨されている先生もおられます。塗ったときには痒みも引きますし、赤みも抑えられます。
ですが、ステロイドのお薬を使用している間、治らなかったというのが自身の経験で、むしろ悪化しましたので、使わない選択をすることを本当にお勧めします。私の場合、湿疹が出たときは熱を持ち、ジンジンと疼くような痒みがあったので、迷わず皮膚科へ行ったのですが、ステロイドのお薬を提案されました。
ですが、あまり使いたくない旨をお話すると、「少量なら大丈夫だけれど、気になるならほかの薬を使いましょう」とステロイドの入っていないお薬を出してもらえました。なので、使い所のデリケートな成分なのだと思います。
湿疹が起きているときには、まず肌の様子をしっかり観察してみましょう。自分の手入れでなんとかなりそうな軽度なものであればいいのですが、やはり、膿んでいたり熱を持っているのであれば、皮膚科へ行くようにしてくださいね。
まとめ
お肌に湿疹が見られたら
・原因となっているものを取り除く
・肌に触れるものは清潔に保つ
・肌バリア機能を正常に保つスキンケアを心掛ける
・市販の塗り薬を試す(ステロイドに注意)
私が皮膚科へ通った経験も含めて、個人の体験です。健やかなお肌のためにも、きちんと皮膚科で診てもらうのが一番良いかもしれませんね。でもまずは、しっかりと生活習慣から健康なお肌作りを目指しましょう!
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乾燥肌・敏感肌に長年悩んできた管理人が体を張って試した対策や、使ったグッズの使用感などを徹底解説していきます!
私の体験のどれかひとつでも、お肌が気になっている同じ悩みの方の幸せにつながる事を願っております。みんなで美肌を目指しましょう!
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