スッキリ頭皮ケア!炭酸シャンプーの本当の魅力って!?

美容院のメニューを見ていると「炭酸シャンプー」という文字を目にしたことはありませんか？

私も1度だけ体験したことがあるのですが、「こんなに汚れがたまっていたの!?」と驚くくらいの効果が出て、すごくスッキリしました!

そんな炭酸シャンプーですが、近年では店頭でも購入出来たり、簡単に自作できるという話題で注目が集まっています。

とはいえ、まだまだシャンプーとしては新しいジャンル。「炭酸シャンプーって何?」「よく分からないから買いづらい」と感じる方もいるのではないでしょうか。

この記事を読んで、そんな疑問が解決したらいいなと思います。

炭酸シャンプーとは?メリット・デメリットも解説

炭酸シャンプーとは、二酸化炭素を含む炭酸成分を配合したシャンプーのことを指します。

炭酸の入った飲み物って、中に小さい泡がありますよね。

炭酸シャンプーにも細かい泡があり、それが頭皮のすみずみや毛穴の中に入り込んで、汚れを浮き上がらせてくれるんです。

通常のシャンプーでは届かないような、細かいところにも入り込んで洗えるので、普段のケアでは落ちない頭皮の皮脂汚れや、頭部に残ったスタイリング剤、古い角質、臭いの元、普段のシャンプーの洗い残しなどを最大限落とすことができます。

また、炭酸には血行促進の働きもあります。

炭素…つまり二酸化炭素が体内に入ると、血液中の二酸化炭素の濃度が上がります。すると人間の体は「体内の酸素が薄くなった!酸素を入れなきゃ!」と判断し、血管を拡張します。血管が拡張されると、血の巡りが良くなる…という仕組みです。

血の巡りが悪く、固くなった頭皮は、肩・首の凝り、抜け毛や薄毛、顔のたるみなどの原因になってしまいます。頭皮の血行が良くなるケアをすることで、さまざまなトラブルの予防ができるのです。

デメリットとしては、通常のシャンプーよりやや高額ということが挙げられます。

アマゾンで調べたところ、安くて1,000円程度、高くて5,000円以上…という結果でした。

コスパを重視する人や、新しい商品を気軽に試したい…という人にはちょっと勇気のいる値段ですよね。

また、炭酸シャンプーは清涼感を感じられるため、冬場に使うと寒く感じるという声も耳にします。

スッキリした洗いあがりなので、汗をかく夏場や、室温が保たれている美容院では気持ちがいいですが、その爽快感ゆえに、季節によっては寒く感じてしまうこともあります。

事前に湯船につかって体を温めるなど、対策をしてみるといいかもしれませんね。

炭酸シャンプーを使ってほしいのはこんな人

そんな炭酸シャンプーですが、どんな人に向いているのでしょうか。

髪のお悩み別に見ていきましょう。

・薄毛が気になる人

「炭酸シャンプー」で検索をかけると、「抜け毛の予防になるの?」「育毛効果はあるの?」という疑問がよく出てきます。

結論から言うと、育毛効果は期待できません。

炭酸シャンプーには、育毛のための成分はあまり入っていないからです。

しかしながら、薄毛対策としては効果的です。

加齢などの原因により頭皮の血流が滞ると、細胞に栄養が運ばれにくくなります。その結果、細胞の生まれ変わりが遅くなり、薄毛につながってしまうのです。

つまり、細胞が元気に生まれ変われる環境を作れば、頭皮も髪も再び元気になります。

炭酸シャンプーには血行促進の働きがあるので、元気な髪が育つための頭皮環境を整えてくれます。

育毛効果は期待できませんが、薄毛対策のための、頭皮の環境作りとしての効果は期待できます。

・フケやかゆみに悩んでいる人

毎日シャンプーを使ってしっかり洗っているはずなのに、なぜかフケが出たり、頭がかゆくなったり…と悩んだことはありませんか?

頭皮は体の中でも、皮脂の分泌が盛んな場所です。

ほどよい皮脂は頭皮に潤いをもたらし、健康を守ってくれる役割があります。

ところが、何らかの原因で頭皮の水分と脂分のバランスが悪くなると、頭皮の角質が大量にはがれ落ちます。通常は小さく目立たないはずの角質が、目に見える量になってしまったもの。それがフケなのです。

炭酸シャンプーによる頭皮ケアで、不要な汚れは落とし、必要な潤いは残すことができるので、水分と脂分のバランスを保つのに有効です。

また、皮脂の分泌量は成長期の10～14歳男女、そして60歳までの男性に多いと言われています。思春期で頭皮トラブルに悩んでいる学生さんや、脂っぽくなりがちな男性にも炭酸シャンプーはオススメです。

自宅でスパ気分!炭酸シャンプーの効果的な使い方

さて、美容院ではプロにお任せすればいいけれど、自宅で炭酸シャンプーを使う場合、洗い方はどうしたらいいのか、毎日使うべきなのか、イマイチ分かりにくいですよね。

まず、美容室で使われる炭酸シャンプーの濃度は、1000ppm以上と言われています。

ppmというのは炭酸ガスの濃度のことで、1000ppmは0.1％。具体的に言うと、1リットルのお湯に、0.1グラムの炭酸成分が溶けているという意味です。

市販のものを買う場合、この1000ppmを目安にするといいですよ。

洗い方ですが、普通のシャンプーと炭酸シャンプーの大きな違いは「液状ではなく泡状」になっていることです。

泡状のスタイリング剤だと、容器を斜めにして出す人も多いかと思いますが、炭酸シャンプーの出し方は容器を立てた状態で行うのがポイントです。

炭酸ガスを使用しているため、傾けて使うとガスが多めに噴射されてしまうんです。

ガスが先になくなると、シャンプーを最後まで使えない場合があります。それはもったいないですよね!

そして、もう一つのポイントは、容器を振ってから泡を出すこと!

これにより、キレイな泡が出るようになります。

泡の量は卵の大きさくらいです。

洗う時は、頭皮をこすりすぎないことが大切です。

力を入れなくても、炭酸の効果で汚れが自然に浮き出てくれます。

時間に余裕がある時は、シャンプーの泡で頭皮をパックするイメージで包み込み、そのまま2～3分ほど時間を置くのもオススメです。

お顔もパックをすると、美容成分が肌にしみ込んでいきますよね。

それと一緒で、炭酸シャンプーも時間を置くことで、頭皮に成分が届き渡ります。さらには、髪の保湿効果もあるので一石二鳥です!

その他は、普通のシャンプーと同じ流れです。

予洗い（お湯だけで洗い、シャンプー前に髪や頭皮の大まかな汚れを落とします）

　　　↓

炭酸シャンプーの容器を振る

　　　↓

容器を立ててシャンプーを出す

　　　↓

力を入れずに洗う

　　　↓

（時間があればそのまま2～3分置く）

　　　↓

すすぐ（洗い残しに注意してください）

という感じです!

使用頻度については、毎日のシャンプーとして使えるものから、週に1回のスペシャルケア用まで、さまざまあります。

現在使っているシャンプーがまだ余っている、炭酸シャンプーを試してみたいけれど、イキナリ毎日置き換えるのは不安…という人は、普段のものに付け加えて2個持ちするのもいいかもしれませんね。

とっても簡単!自分で作れる炭酸シャンプー

少し前にSNSで「飲料水の炭酸を使って炭酸シャンプーが作れる」という旨のつぶやきを見ました。果たして本当に可能なのでしょうか？

用意するもの

炭酸水：50ml

シャンプー：2プッシュ（普段使っているもので大丈夫です）

空のペットボトル

作り方

１． 空のペットボトルに炭酸水(50ml)を入れる

２． その中にシャンプーを2プッシュ入れ、ふたを閉める

３． よく振って泡立てる

４．ペットボトルの中が泡だらけになったら完成

たったこれだけ!

え、簡単すぎません?

もちろん効果や炭酸の持続性は市販品の方が上ですが、まずは手軽に試したいという人にはピッタリだと思います!

ただし、この作り方は、元のシャンプー以上の美容成分は入っていません。

炭酸の爽快感は得られますが、髪がパサつくこともありますので、シャンプー後はコンディショナーやトリートメントを使用してくださいね。

詳しい作り方と使用方法は、こちらの動画が参考になります。

まとめ

・炭酸シャンプーとは、炭酸が入っているシャンプーのこと

　メリット→通常のシャンプーでは落とせない汚れも落ちる、頭皮の血行促進

　デメリット→値段が高め、季節によっては爽快感が寒く感じる

・薄毛が気になる人、フケやかゆみに悩んでいる人にオススメ

・市販品は濃度が1000ppm以上のものを

　容器を振ってから、傾けずに泡を出すと最後まで使える

　泡で頭皮をパックするのも◎

・市販の炭酸水でも自作可能

炭酸シャンプーは、頭皮や髪の汚れをより落としてくれる、クレンジングに特化したシャンプーです。美しい髪や頭皮のケアに興味があるという人はぜひ試してみてください!