クレンジングの界面活性剤は怖い?この3つをおさえれば安心!

ほとんどの方は、界面活性剤ということばを見たり聞いたりしたことがあると思います。

最近よく見かけるのは「界面活性剤は本当に肌にわるいの?」「石油系界面活性剤」「合成界面活性剤」などのワードでしょうか。

今は女性の約8割が「自分が敏感肌だと思う、もしくはそうだった経験がある」という時代ですので、これらのケミカル感の漂う成分の影響への注目が高まるのも当然ですよね。

今や界面活性剤については美容業界ではチェックするのは当然!ですし、日頃のスキンケアアイテムを選ぶ分にはちょっとしたことを知っているだけで大丈夫なので覚えておいて損はないですよ!

今回は「界面活性剤、正直今初めて知りました…」という方から、「なんとなく気になってるけどそれが何かはよくわからない」「どうやって気を付けたらいいのかわからない」という方のために、すぐわかる界面活性剤の見分け方、付き合い方をお伝えしたいと思います!!

ずばり界面活性剤って何?

まず簡単に、界面活性剤とはどんなものなのかをご紹介します。

界面活性剤とは、水になじむ性質と、油になじむ性質をあわせもつ物質の総称のことです。

例えば、コップにお水を入れて中に油を垂らすと、丸く分離して混ざらないですよね?このお水と油が混ざらない性質を、界面活性剤によって混ざるようにすることができます。

そしてこの水分と油分が混ざるようにする作用を「乳化」といいます。

この効果によって油汚れを落としたり(洗剤・シャンプー・洗顔料など)、クリームを作ったり(乳液・ハンドクリーム・マヨネーズなど)します。

界面活性剤という名前だけ見ると化学の香りがすごいですが、大豆などに含まれるサポニンや卵由来のレシチンなどもあり、化粧品だけでなく自然界や食べ物にも含まれています。

このような自然界に存在する界面活性剤をいわゆる「天然由来の界面活性剤」、石油から作られるものを「石油系界面活性剤」、いくつかのものを合わせて作られたものを「合成界面活性剤」と呼んでいます。

注意したい界面活性剤の性質

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さて、そこで私たちにとって重要な問題になるのが肌にどんな影響があるのか?ということですね。

最近は多くの媒体で明らかになっていることですが、界面活性剤そのものが悪で絶対避けなければならないという考えはもはや過去のものとなっています。

昔の界面活性剤はものによって肌に黒ずみを起こす原因となったりするものがあり問題となりましたが、現在では化粧品の品質管理が厳しくなったためそのような心配をする必要はありません!

とはいえ、注意しなければならない点がいくつかあります。

①肌に必要な油分、水分を奪ってしまう性質

食器用洗剤などものによっては皮膚に刺激を与え、体質によっては手荒れを起こしたりする人もいます。これは界面活性剤の、皮膚を通じて分散する水分の量を増加させ、肌本来の皮脂や保湿成分などでつくられている皮膚のバリア機能を破壊する性質によるものです。この効果は、アレルギー体質の人は特に顕著に出てしまうとされています。

また、クレンジングや洗顔料などの「洗うこと」を目的としている化粧品に関しては、その洗浄力を高めようとすればするほど強い界面活性剤を使うことになります。

いわゆる「さっぱり感」が強いものはちょっとキケン、ということです。

肌のタンパク質を変形させて、シワやたるみの原因となる性質

天然由来でない界面活性剤を、人間の体は分解することができません。

そのため、肌に残ってしまうとずっととどまってしまうことになります。すると肌を作っている重要な要素であるタンパク質の性質を変えてしまい、トラブルの原因になってしまうことがあります。

除菌作用で、皮膚の常在菌を取り除いてしまう性質

洗浄力の強い界面活性剤には、その性質上除菌作用のあるものがあります。

これは洗剤やハンドソープなどには必要な効果ですが、顔に使用するとなると本来お肌に存在する自己防衛機能である良い菌までなくしてしまうことになります。

この結果肌が雑菌に弱くなってしまい、ニキビなどの原因になる場合があります!

思えば、筆者が肌絶不調の時に使用していたクレンジングにも、これらの界面活性剤のわるい作用があったのでは・・・と今になってはわかります(泣)

安全な界面活性剤の見分け方3種とポイント

界面活性剤のちょっと怖い性質についてご紹介しましたが、どれも肌を守るためにはとっても願い下げしたいことばかりですよね・・・

でも最初にお伝えした通り、すべての界面活性剤がこわいわけではありません!

たとえば石鹸にも界面活性剤が含まれていますが、石鹸がこわくないのは、肌に残留してわるい影響を与える力がそれほど強くないからです。乳液やクリームなどに含まれている界面活性剤も、洗浄目的の作用はないためよっぽど肌が敏感になっている時以外はそこまで気にする必要はありません。

大切なのは、界面活性剤の成分のなかから、できればちょっと距離を置きたいものを知っておくことです。どれが界面活性剤なのかわからないし、覚えるの大変そう・・・と思うかもしれませんが、これさえチェックできれば大丈夫です!

これだけは避けたい!界面活性剤見分け方ポイント

①ラウリル〇〇

②ラウレス〇〇

③〇〇スルホン酸

この3つだけ気を付ければ良いと思えば、覚えられますよね?

あとは○○硫酸とか、○○アンモニウムといういかにもちょっと顔にはあぶなそうな響きのこの2つは自然に避けたくなると思います。

特にラウリル硫酸ナトリウムは、洗剤などに使われる洗浄力の強い成分なので使わない方がよいです。また、○○スルホン酸は石油系に分類されますが、界面活性剤の洗浄力は石油系界面活性剤がもっとも強いので、肌を守るためには注意が必要です。

ちなみに「ラウリン酸」は石鹸にも含まれる安全性の高い別物なので、間違えないようにしましょう!

成分表示の順番をチェック!

ジュースや食べ物の成分表示でも同じなのですが、実は化粧品の成分表示も、配合量の多いものから先に書かれています。なので、上記のような成分が前の方に記載されているものは避けた方がよいです。と言っても、少しでも含まれてしまっていたらよっぽどお気に入りの化粧品以外は配合量にかかわらずちょっと考えてしまいますよね。

レンジングの仕方もちょっと工夫!

界面活性剤との付き合い方として、まずキケンなものに気を付けるということが大切ですが、そのほかに毎日のクレンジングの仕方もちょっと工夫してあげれば影響を少なくすることができますよ!

①クレンジングは短く、すすぎを丁寧に

しっかり汚れを落とそうとして長々とクレンジング料を肌にのせておくのはNGです!

理想はクレンジング1分が目安とも言われています。

私自身は、クレンジングを短く、その約2倍の時間ですすぎを丁寧にすることを意識しています^^

②メイクによってクレンジングを使い分け

しっかりメイクを落とそうと思うと、どうしても洗浄力の高いものを使いがちになりますよね。毎日しっかりメイクの人は、アイメイクなどはポイントリムーバーで落とすなど、出来るだけ強いクレンジング料が肌に触れる面積、頻度を減らせるように工夫してみると肌の調子が上がるかもですよ!

また、ふき取りタイプのクレンジングはそれだけで済むようにさっぱり落とせる成分が含まれている場合があります。疲れて顔を洗えないなんていう場合は、メイクを落とさないでいるよりはずっと良いので便利ですが、日常的に使うのは避けた方が良いです!私自身もふき取りタイプも持っていますが、たまに使う程度に抑えるようにしています^^

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まとめ

  1. 界面活性剤とは、水分と油分を乳化させる作用のある物質。天然のものや石油から作られるものなど種類がある
  2. すべての界面活性剤をこわがる必要はないが、注意しなければならない肌に悪影響を及ぼす性質がある
  3. クレンジングを選ぶ際は、ラウリル○○、ラウレス○○、○○スルホン酸と書かれたものは避け、配合量もチェックすると良い
  4. クレンジング時間を短く、メイクによってクレンジングを使い分けることも面活性剤とうまく付き合うコツ

避けた方が良い界面活性剤を覚えてあげれば、クレンジング選びも安心できますよね!

お肌の不調の原因はクレンジングを変えてみたら改善される可能性があります。

お使いの化粧品をチェックしてみてください!!

運営者情報

かおり
かおりブロガー
乾燥肌・敏感肌に長年悩んできた管理人が体を張って試した対策や、使ったグッズの使用感などを徹底解説していきます!

私の体験のどれかひとつでも、お肌が気になっている同じ悩みの方の幸せにつながる事を願っております。みんなで美肌を目指しましょう!